古代の家庭教師


日本で家庭教師と言えば志望校合格のための重要アイテムのような扱いですが、元々は良家ご息女ご息子のための特権として始まったものです。 特に王侯貴族レベルになると必ず専門教師が子供たちとの生活をも共にしながら、心身の成長をサポートしたのです。 こうした生活習慣の一端を海外の児童小説にかいま見る事ができます。 歴史は大変古く古代ギリシャ時代の資料によると時の皇帝アレクサンダー大王が、幼少時代にアリストテレスに師事していた事が明らかになっています。 アリストテレスは知る人ぞ知る古代ギリシャ哲学の基礎を築いた偉人の一人で21世紀を迎える現代においても、他分野において影響を与え続けている事はご周知の通りです。


このように人々の知識・文化・思想の担い手となっていたのは、ほとんどが奴隷たちだった事も特筆しておきます。 奴隷と聞くと新大陸でよく見られる悲惨な状況を思い浮かべるのですが、紀元前の奴隷たちは想像しているよりも遙かに重要な地位を担う人たちであり、 鎖につながれている事はけしてなく自由に出歩く事も普通に生活する事もできましたが、生命的身体的権限を主に握られていた事と、職業を自由に選ぶ権限が無いという制限はありました。


なかには経済的理由で自分から奴隷になる人さえいたのです。能力さえあればいくらでも昇格できたというのは、当時の多くの人々が労働を軽蔑していた事によります。 能力がさほど高くない人たちの中には農場や鉱山などで重労働につく人もいましたが、多少でも知性に富んでいれば地位の高いローマ人らにあがなわれ、さらに高い教育を受ける事も可能でした。 家庭教師として雇用されていたのはこうした人たちです。 では日本ではどうだったかと言いますと古い文献では、家庭教師という概念はほとんどみあたりませんが、強いて言えば乳母がこれにあたります。


※家庭教師関連
家庭教師としては33年の歴史ある会社です === 家庭教師 歴史